Let’s エンジョイゴルフ

スタート前の準備
 1.ゴルフクラブは14本まで持ってラウンドすることができます。通常はクラブを取り替えることはできませんが、2023年のルール改正により、ラウンド中に破損した場合には交換できるようになりました。
 ※クラブを乱暴に扱った場合は適用外です。
 また、ラウンド中、故意に特性を変えたクラブでストロークを行ってはいけません。例えば、ラウンド中にスライスが止まらないため、調整可能な機能、いわゆる「カチャカチャ」でライ角やロフト角の設定を変え、そのままストロークすれば失格となります。
 2.プレーヤーはティーイングエリアからスタートした同じ球でホールアウトしなければなりません。プレーヤーはプレーしようとする球に識別マークをつけましょう。同じメーカーの球を使用する場合もあるため、スタート前に同伴者で球を確認しておきましょう。
 3.ティーマーカーから後方2クラブまでの範囲がティーイングエリアで、このエリアから各ホールをスタートしなければなりません。全員がスタートした後は、ホールから最も遠い球からプレーすべきですが、安全を間違いなく確保できる方法で、違う順番でプレーすることが認められており(レディゴルフ)、利便性、時間節約のために推奨されています。そのホールでいちばんスコアの少ない人が次のホールのオナーとなります。オナーとは、名誉を意味する言葉で、ティショットを最初に打つ権利を持つプレーヤーのことです。
 4.ラウンド中、基本的には自分のキャディ以外の人にアドバイスを与えても、求めてもいけません。ラウンド中に限らず「教え魔」にはならないよう配慮が必要です。親切が迷惑となる場合もあります。
 5.これからプレーをするコースをスタートする前に倶楽部のローカルルールを確認しましょう。また、年度替わりや当日の天候等により、ローカルルールを変更していることもあるため、クラブハウスやスタート室等の掲示物も確認することが大切です。
6.遅いプレーは他のプレーヤーのプレーのペースに影響を及ぼします。速やかなペースでプレーしましょう。不当の遅延には違反の罰がつきます。同伴者や後続組への配慮を忘れず、楽しいラウンドを心がけましょう。
転堂美佐子(玉の浦ゴルフ練習場営業部マネージャー)/監修・松原衣江プロ(JLPGAツアープレーヤー)

2023-08-04 | Posted in 2023.7.1号No Comments »