特集―石原善三郎元尾道市長の功績

10月11日からコロナ禍前に立ち直るための全国旅行支援が始まり、訪日外国人の入国制限も撤廃された。

コロナ禍以前、観光地尾道の中でも海外からの観光客を集めていたしまなみ海道サイクリングコース。一目で外国人と分かる白人のサイクリストも尾道駅前では日常の光景だった。そんな世界の観光地への夢がウイズコロナの中で再開する。

このしまなみ海道を生んだ功労者はルート着工前の尾道市長、故石原善三郎氏。当時市長だった昭和48(1973)年頃、東京陳情に何度も足を運び、富樫凱一本四公団総裁を口説き、不可能とも思えた人と自転車も通れる第3の本四架橋への計画変更を実現させた。

第3のルート(現しまなみ海道)の計画は当初、自動車専用高速道路架橋。石原尾道市長が初めて陳情に行ったとき、すでに因島大橋の設計図はできていた。それを「人が暮らす島が橋脚の土台だけで終わってはならい」とひるまぬ熱意で計画をひっくり返した。

しまなみ海道開通20周年(2019年)を機にその顛末を石原市長と同じ尾道稲門会会員で市長の後援者として身近にいた吉光繁文さんが振り返っている。

世界の観光地に向かう夢が再開するこの機に「石原善三郎元市長を名誉市民に」と要望する声も広がりつつあり、石原市長を偲ぶ吉光さんの顕彰文を掲載したい。

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2022-10-18 | Posted in 2022.10.20号No Comments »