血液病 おろおろ旅 その37

今回は骨髄異形成症候群(MDS)の臨床体験で、出血に関連したお話の続きです。MDSでは血小板数が減っている上に血小板の機能障害がある場合が多く、出血傾向に悩まされることが多々あります。血小板減少による出血を予防するには血小板輸血しか方法がありません(予防的投与)。MDSや再生不良性貧血など、すぐに病気が回復する目途がなく、定期的に輸血をしなければならない場合は、明らかな出血がなければ0・5万/μLを切らないように輸血します。急性白血病などの造血器腫瘍では1〜2万を切らないようにするのと異なるところです。

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2022-08-06 | Posted in 2022.8.10号No Comments »