この人に聞く 両備信用組合 理事長 原田 雅文氏

　創業70周年記念事業の最終となる府中市への寄付を３月21日に行った両備信用組合。信用組合（信組）は相互扶助の観点から地域の主要な事業者が出資して設立され、地域で集めたお金を地域の中小零細企業などに貸し付ける金融機関として位置付けられている。
　同信組は芦品信用組合、甲山信用組合、上下信用組合が１９７３年に合併し、現在の名称となった。昭和50年代以降は福山方面にも出店するなど、営業エリアを拡大。現在は４市２郡とその周辺の一部をカバーする。特に中山間エリアでは銀行などが店舗統廃合を進める中で、貴重な金融機関となっている。
　同信組の現況と課題、80周年に向けた中長期的取り組みなどを原田雅文理事長にお聞きした。