2025.12.10号 この機に語れば

17日にオンラインセミナーを開催
テーマは「本当の社労士活用術」

三谷宜雄さん
あかつき社会保険労務士法人 代表社員
住所:福山市野上町1-4-10
電話:(084)959-2709
URL:https://sr-akatsuki.com/

12月17日(水)11時~12時に無料のオンラインセミナー「本当の社労士活用術」を開催し講師を務める、あかつき社会保険労務士法人の三谷宜雄さん。同法人が10年間労務DX支援で培ってきたノウハウの事例を紹介。特に勤怠・給与・労務手続きのシステム導入と、各システムの連携による自動化で日常業務を効率化するノウハウを解説する。三谷さんは「DXを導入していない先には、まずペーパーレス化や勤怠管理の電子化を勧めます。さらにファームバンキングと給与計算データを連携させれば、入力ミスによる振り込みエラーや金額間違いも解消でき、大幅な業務効率化につながります。セミナーを通じて、社労士が顧問契約してできることも、この機会に知ってほしい」と話す。受講対象は社員数30人~300人規模の企業の労務担当者。同法人ホームページ掲載の、セミナーのニュースから申し込む。

伝統技術を守り続ける老舗店
和楽器の魅力を伝えたい

中嶋和輝さん
㈱三島屋楽器店 福山工場
住所:福山市瀬戸町山北353-1
電話:(084)949-0987
URL:https://3408.co.jp/

和楽器の製造・販売・修理まで一貫して対応する㈱三島屋楽器店。同社の起源は江戸時代にまでさかのぼり、創業以来の伝統と技術を守り続けてきた。福山工場では琴、和太鼓、三味線、尺八など現在4人の職人が製造や修理を手掛けている。職人の一人である中嶋和輝さんは「着物や和装の魅力に引かれ、関連する和楽器作りの道へと進みました。最盛期だった頃には1社に約300人の職人が在籍していた時代もあったそうですが、現在は業界の存続自体大変な状況となっています。福山は琴の産地として知られています。しかし、近年は触れる機会も減りました。そこでイベントに参加し実演体験で琴に触れてもらい、美しい音色を広く伝える取り組みしています。今年の10月には販路拡大を目指し、中国の展示会に出展しました。今後も和楽器の魅力を伝え、技術伝承にも力を入れていきたい」と語る。

足場管ハウスとスマート農業で
生産量の向上へとつなげる

藤原芳尚さん
㈱オキ アルム農材事業部 営業課長
住所:福山市南松永町4-11-25
電話:(084)933-3188
URL:https://www.almnet.co.jp/

広島県からの依頼を受け、建設用足場管を利用した「足場管ビニールハウス」の建設を進めるアルム農材事業部。持続可能な農業の実現を目指し、最新テクノロジーを活用した「スマート農業」にも対応している。営業課長の藤原さんは「農業用直管パイプと比べ、足場管は太く強度があるため低コストで頑丈です。サイドも従来のハウスよりも約1m高く、換気性の良さから涼しいです。スマート農業の導入で窓の開閉や水の管理が自動化され、データ管理も可能となりました。温暖化で年々気温が上昇しており夏場は長時間ハウス内での作業が大変になりますが、作業効率の向上も見込めます。アスパラガス、ほうれん草栽培などで導入いただいた農家さんからは、生産量が増加したという報告も届いております。このような技術を生かしながら、今後も暑さ対策の強化に取り組んでいきたい」と話す。

安芸津の陶土が育む多彩なかたち
八十種の表情が映す土と炎の対話

財満進さん
風陣窯 陶芸家
住所:東広島市安芸津町風早480-1
電話:(0846)45-4775

風陣窯の陶芸家、財満進さんは尾道市長江のGallery平で陶展を開催している。展示は12月21日(日)まで。財満さんは1952年東広島市生まれ。安芸津町風早に窯を構え、現代工芸本会員で日展会友。財満さんは「私は嵯峨美術大学で陶芸を学び、京都で全国の焼き物に触れましたが骨董好きだった父の影響で、使い込むほどに風合いが増すような、味わい深い陶芸に魅かれるようになりました。安芸津町風早周辺の陶土を使い、ろくろ成形を基に変形を加え、素材と表情が響き合う作品を目指しています。今回は伊羅保やハケ目などの技法を用いた作品を展示しています。日々の暮らしの中で変化し、育つ器の楽しさを、ぜひ手に取って感じていただきたいです」と話す。素材の持つ力と、焼成による偶然性が重なり生まれる一点ものの魅力。使い手とともに時を重ねる作品は、年月を経てその人のものになる。

*この記事の全文は登録会員(有料・紙面購読者は無料)のみに表示されます。
閲覧する為には、登録会員の方はログインを、新規ユーザーの方は下記フォームより、登録の手続きを行ってください。

既存ユーザのログイン
   
新規ユーザー登録
*必須項目
2025-12-08 | Posted in 2025.12.10号No Comments »