2025.11.20号 こぼれ話

備後表がつなぐ
日本の伝統美

ある重鎮が東北地方の中尊寺を訪れた際、敷かれていた畳にくっきりと浮かぶ一筋の線に目を留めた。それはただの模様ではなく、福山市周辺で長く受け継がれてきた「備後表」の中でも、特別な製法で織られた「中継表」の特徴であると即座に見抜いた。案内人にその詳細を尋ねたが説明できる人はおらず、自らがその場で中継表の成り立ちを伝えると、「丁寧に勉強しておきます」と頭を下げられたという。

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2025-11-19 | Posted in 2025.11.20号No Comments »