この人に聞く　興生総合病院　院長　河野 正明氏

チーム医療と地域連携で患者支え
質の高い医療環境の実現目指す

社会医療法人里仁会が運営する興生総合病院は、１９７３（昭和48）年７月に前身の「藤原病院」として開設され、その後は三原市の中核医療機関へと発展してきた。現在は３２３床のケアミックス型地域中核病院として急性期から慢性期、在宅支援まで切れ目のない医療を提供し、救急は24時間３６５日体制をとり、屋上ヘリポートの設置によりドクターヘリにも対応し、年間約１８００件を超える救急搬送を担う。産婦人科や整形外科など多彩な診療科があり、三原市で唯一の分娩機能を担う病院として地域を支える。さらに介護老人保健施設や保育園など、多様な福祉・教育施設を持つ里仁会グループとして、医療・介護・福祉・教育が連携する地域包括ケア体制を構築している。新院長・河野正明氏に、病院の今と未来について話を伺った。