尾道駅前に150室のカプセルホテル「STATION INN THE URASHIMA」、4月30日にオープン

JR尾道駅前の再開発ビル2階に4月30日、簡易宿泊所「STATION INN THE URASHIMA」がオープンした。
観光・ビジネス・長期滞在者向けの宿泊施設を提供するため、天然温泉うら湯と旅館浦島、urashima INN-GANGIを経営する㈲浦島(尾道市美ノ郷町三成2500、川口新太郎社長)と尾道駅前都市開発㈱が賃貸借契約を結んだ。契約期間は24年12月1日からの20年間で、自動更新が可能な長期契約。
今回の開業に際し、川口社長は「尾道の玄関口である駅前の空き店舗が長らく問題視されており、これを活用することで地域の発展に貢献したいと考えた」ときっかけを語っている。
客室は幅1・1m、奥行き2mのアルミ製=写真上。男性用100室、女性用50室の計150室のほか、ゆったりとしたシャワー室やコワーキングスペース=写真下、リラクゼーションを目的としたマッサージルームなどを完備。ビジネスマンから観光客まで幅広いニーズに応えられる。宿泊料金は1泊4千円から6千円と設定され、特に長期滞在者にとっても利用しやすい料金体系が魅力。

尾道は観光のほか、ビジネスの拠点としても注目されており、同施設はその玄関口に位置することから、多くの観光客とビジネスマンが利用することに加え、尾道駅前が活性化し、飲食店や土産物店など周辺の店舗への経済効果も期待される。
川口社長は、「祖母から引き継いだ旅館の伝統を守りつつも新たな挑戦。尾道旅館ホテル業組合の一員として、安心・安全な宿泊環境の提供に努めるとともに、若年層からビジネスマン、さらにはサイクリストまで幅広い客層に利用いただける施設を整えていきたい。尾道の観光とビジネスの拠点として、新たな宿泊施設が地域のシンボルとなり、さらに多くの観光客を呼び込む土台を築きたい」と抱負を述べた。
問い合わせ0848・38・7311
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