この人に聞く　福山平成大学 学長　冨士 彰夫氏

　福山平成大学は、地域社会の発展を支える人材育成を目的に１９９４年に開学し、ことしで30年を迎えた。同大学は、福山大学を運営する㈻福山大学が設立し、福山大学とは姉妹校の関係となる。大学の敷地は、広島大学生物生産学部跡。同学部が東広島市へ統合移転したことを受け、地域の若者人口の減少を懸念した地元政済界の要望から誕生した。大学名に「平成」を冠した初めての大学としても知られ、開学以来、実学教育を重視し、社会で即戦力となる人材の育成に注力してきた。キャンパスには桜並木が広がり、校章にもそのモチーフが採用されている。地域に根ざした教育と実践的な学びを提供している。冨士彰夫学長に聞いた。

地域とともに歩む実学の拠点
福山平成大学・開学30年の歩みと展望