2025. 3.20号 ニュース・イン・シティ

尾道市立美術館

大津絵と浮世絵版画の展示会

 尾道市立美術館(尾道市西土堂町17—19 千光寺公園内)は5月6日(火・休)まで「江戸庶民の美 大津絵と浮世絵版画—幻の東海道五拾三次—」を開催している。

 ゴッホやモネなど近代ヨーロッパの画家に多大な影響を与えた歌川広重の浮世絵版画「東海道五拾三次」と、その東海道の宿場町・大津で旅人に売られた土産「大津絵」の展覧会。

 浮世絵版画は江戸時代の庶民が主として鑑賞目的で楽しんだものだが、大津絵は旅人が知人への土産物や自分用に購入した日用品に近い存在だった。ともに江戸庶民の美意識が色濃く反映されたものといえる。

 「幻の東海道五拾三次」といわれた丸清版五拾三次55点と現地写真55点、画家・小絲源太郎旧蔵の大津絵などに尾道市名誉市民の画家・小林和作旧蔵の大津絵38点を展示する。

 開館時間は9時〜17時(最終入館は16時30分まで)。月曜休館だが5月5日(月・祝)は開館する。観覧料は一般800円、学生550円、中学生以下・70歳以上・各種手帳所持者は無料(要証明)。

 問い合わせ℡0848・23・2281尾道市立美術館

しぶや美術館

3月の展覧会

 しぶや美術館(福山市本町8—27、℡084・925・2113)では3月26日(水)から30日(日)まで、「第50回コロナカメラクラブ写真展」が開催される。全日本写真連盟福山支部の会員10人が各々自由に探し求めたモチーフを撮影し、作品化した約40点の作品が並ぶ。

 また同館は4月6日(日)まで、「土井政治色鉛筆画展〜花便り〜」を開催中。色鉛筆画教室の土井政治さんが繊細なタッチで描いた植物などを中心に、色鉛筆画約50点を展示している。

 いずれも入場無料。開館時間は9時30分〜17時(最終日は15時まで、最終入館は閉館30分前)。月・火曜休館。

「常國寺二引両桜まつり」

歴史ガイドや茶会など

 常國寺(福山市熊野町1481)で3月29日(土)・30日(日)に、「常國寺二引両(ふたつひきりょう)桜まつり」が開催される。

 同寺は室町幕府最後の将軍・足利義昭が滞在し、桜の名刹でもある。二引両は室町幕府足利氏の家紋。義昭ゆかりを示すものとして、寺内には多くの二引両があしらわれている。

 29日13時30分〜15時30分に「将軍門修理現場と足利家ゆかりの品を特別公開 常國ガイド」を実施。足利義昭公と渡辺一文字党の史跡を巡る。定員40人、参加費500円。

 30日は供茶式(9時30分〜9時50分)、筝曲演奏会(10時〜12時30分)、お坊さんの小噺(13時50分〜、14時30分〜)、茶会(10時〜15時)を行う。 茶券は800円で、そのほかの催しは参加無料。

 駐車場の数に限りがあるため、実行委員会は乗り合わせての来場を勧めている。

 問い合わせ・ガイド申し込み℡084・926・2649福山観光コンベンション協会

大島能楽堂定期公演

「賀茂」など3演目上演

 喜多流大島能楽堂(福山市光南町2—2—2)は4月20日(日)12時30分から、「第282回 大島能楽堂定期公演」を開催する。

 演目は能「賀茂」(シテ・大島衣恵)、狂言「蟹山伏」(同・野村太一郎)、能「忠度」(同・金子敬一郎)。

 「賀茂」は、前段では夏の川辺のすがすがしい情景、後段では女神の華麗な舞や別雷の神の豪壮な舞働と、見どころの多い曲。「忠度」は文武両道に優れた武将の、和歌への強い執念と勇ましさの両面を描いた修羅物の傑作で、世阿弥の自信作といわれている。

 鑑賞券は一般6千円、学生(25歳まで)2千円。いずれも座席指定料は別途2千円が必要。

 予約・問い合わせ℡084・923・2633喜多流大島能楽堂

向島のコサクウ

福本渡船の歴史振り返る企画展

 季節のジャムと日々のおやつ コサクウ(尾道市向島町88—3)は3月31日(月)まで、企画展「福本渡船、135年ありがとう。1円ポッポと海辺の暮らし展」を開催している。

 31日、135年の歴史に終止符を打つ福本渡船(福本フェリー㈱運営、同町)。「1円ポッポ」の愛称で尾道市民から親しまれてきた渡し船の歴史を、感謝を込めて写真と資料で振り返る。

 入場無料。営業時間は木〜日曜と31日が11時〜17時。

Ryokan尾道西山

春のアフタヌーンティー

 Ryokan尾道西山(㈱せとうち旅館運営、尾道市山波町678—1)は3月24日(月)から30日(日)まで、春のアフタヌーンティーをラウンジで提供する。「お花見」をテーマにイチゴなど春の食材をふんだんに使ったパティシエ特製デザートとシェフが手掛けるセイボリーを、今川玉香園茶舗(同市久保)の紅茶とともに楽しめる。

 料金は6600円(サービス料・税込み)。ウェルカムドリンク付き。時間は11時、11時30分、12時、12時30分から選択する。希望日の3日前20時までに要予約。

 予約・問い合わせ℡0848・37・3145Ryokan尾道西山

鞆の浦観光鯛網

観覧券を販売中

 (公社)福山観光コンベンション協会(福山市西町2—10—1 福山商工会議所ビル4階)は、瀬戸内に初夏の訪れを告げる風物詩「鞆の浦観光鯛網」を4月26日(土)・27日(日)・29日(火)、5月3日(土)〜6日(火)の7日間開催する。

 約400年の伝統を持つ福山市無形民俗文化財「鞆の浦鯛しばり網漁法」を観覧船から見ることができる。開催時間は11時から。

 前売り券は高校生以上3千円、小中学生千円。全国のコンビニエンスストアや福山駅観光案内所、ウェブサイト(https://www.fukuyama-kanko.com/travel/taiami/)で販売中。当日券は各300円増しとなり、福山市営渡船場で販売する。

 問い合わせ℡084・926・2649福山観光コンベンション協会

圓鍔勝三彫刻美術館

みつぎ桜まつり

 4月6日(日)11時〜16時、圓鍔記念公園・圓鍔勝三彫刻美術館(尾道市御調町高尾220)で「みつぎ桜まつり」が開催される。

 400本以上の桜の木が植えてある同公園の遊歩道沿いに、ジビエソーセージやコーヒーなどのキッチンカー、バルーン玩具などのイベントブースが出店。美術館内外では地元団体の太鼓や神楽、ダンスといったステージパフォーマンスがあるほか、お茶席も楽しめる。

 また桜まつり券持参で美術館クイズと抽選にチャレンジできる。天然温泉尾道ふれあいの里の食事券や、道の駅クロスロードみつぎの商品券などが当たる。桜まつり券は1枚500円(美術館入館・お茶席・抽選付き)。会場のほか、尾道市御調支所、道の駅クロスロードみつぎなどで販売中。

 当日券も販売するが、定員に達し次第終了となる。券を持っていなくても入場可能。

 問い合わせ℡0848・76・2888みつぎ桜まつり実行委員会(圓鍔勝三彫刻美術館内)

わかばかぐ

お得な家具販売とプチマルシェ

 わかばかぐ(若葉家具㈱運営、府中市高木町1201—1)は3月22日(土)から4月6日(日)まで、クリアランス・展示家具販売「暮らしのはじまり2025春」を開催する。

 オリジナル製品や暮らしの生活道具など、この時期限定のお得な家具・雑貨を多数取りそろえる。営業時間は10時〜18時。木曜定休。

 また30日(日)10時〜16時は、同店の庭で「オニワ・デ・マルシェ」を開く。マーマレードやコーヒー、ミニワークショップなど、同社特注の屋台を設える。

 問い合わせ℡0847・45・5816わかばかぐ

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2025-03-18 | Posted in 2025.03.20号No Comments »