この人に聞く 彫刻家 重政 信明氏

　日展で特選歴２回の彫刻家・重政信明氏（73）。日展準会員となった現在も、時間をやり繰りしながら、彫刻の制作に取り組んでいる。若いころから美術を専門に学んで来たのでなく、40歳で彫刻と出合い、45歳で教員を続けながら彫刻制作を学ぶようになった。
　日展では、２０１９年の出品作品「爽」と20年の出品作品「樹」がそれぞれ日展特選を受賞。日展の準会員にもなることができた。「爽」は母校の府中高校へ寄贈、「樹」は福山市（福山市神辺文化会館）へ寄贈。今なお彫刻制作を続けている。
　重政氏にはこれまでの歩みや彫刻活動を振り返っていただくとともに、これからの制作など目標を語っていただいた。