キャステムが福山城のしゃちほこグッズを発売

精密鋳造メーカーの㈱キャステム(福山市御幸町中津原1808—1、戸田拓夫社長)は6月1日、自社ECサイト「IRON FACTORY」(https://www.ironfactory-castem.com/)でステンレス製のミニチュアしゃちほこを発売した。

 福山城に現存する、日本最古級の伏見櫓のしゃちほこを本物から3Dスキャンし、同社独自の精密鋳造技術を駆使して、金属化した。

この実物のしゃちほこは、1951年に、伏見櫓を解体修理した際に取り外された。3Dデータ化するに当たっては、尾の傷までも完全再現。伝統建築に詳しい広島大学名誉教授の三浦正幸氏が監修し、城マニア必見の出来に仕上がった。

商品名は、「伝伏見櫓鯱」(でんふしみやぐらしゃちほこ)。桐箱入りで、サイズは10分の1スケール(全長6cm)。価格は税込み3千円。売り上げの一部は福山城築城400年記念基金に寄付される。また福山市のふるさと納税(1万円以上)の返礼品にもなっている。

同社は、電車・工作機械・医療機器などあらゆる産業の精密部品の製造販売を主軸としている。近年では個人向け商品の企画・製造・販売にも力を入れ、「モンスターボール虫かご」など、これまでにないアニメ・漫画・スポーツ関連グッズを生み出し注目を受けている。昨年4月1日には、日本最速の新元号グッズ発売に挑戦。新元号発表から2分27秒後に「令和ぐい呑み」を発売。常に常識にとらわれないモノづくりに挑戦している。

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2020-06-09 | Posted in 2020.6.10号No Comments »