この人に聞く 神勝寺 執事長 中川 詳心氏

「禅と庭のミュージアム」開設を機に
より気軽に禅体験に触れられる場へ

神勝寺は常石造船㈱社長だった神原秀夫氏を開基、益州宗進禅師を勧請開山として、１９６５年に設立された、臨済宗建仁寺派の寺院。リニューアルを進め、９月11日には７万坪（約23万㎡）に及ぶ敷地全体を博物館（美術館）と位置付ける「神勝寺 禅と庭のミュージアム」がオープンした。
　従来からの庭園や多数の建築物に加え、新たにアートパビリオン「洸庭」や社務所と受付、ミュージアムショップのある「松堂」を整備。現代美術家・名和晃平と彼が率いるクリエイティブ集団「SANDWICH」が手掛けた「洸庭」は、中に入ると波に反射する光を知覚するインスタレーションが体験できる。
　中川詳心執事長にリニューアルした神勝寺や禅の世界について話を伺った。