2026.11.01号 この機に語れば

小規模建築物の新工法を共同開発
被災地住民が短工期で施工可能

都祭弘幸さん
福山大学工学部建築学科 教授
住所:福山市東村町字三蔵985-1
電話:(084)936-2111
URL:https://www.fukuyama-u.ac.jp/

福山大学建築学科・都祭弘幸教授らのグループは、㈱野田設計(福岡県柳川市)や工務店梁山泊(福山市)、陽光物産㈱(同)と小規模建築物基礎梁の合理化工法(PC=BASE工法)を共同開発。同工法を、災害被災地で速やかに小規模住宅が施工できる方法として提唱する。PC=BASE工法では配筋部分を挟むようにプレキャスト(PC)板を並べ、その中にコンクリートを流し込む。PC板は取り外し不要で養生後、木造躯体の建築を進められる。都祭教授は「従来の応急仮設住宅は、2年間で住民を退去させ撤去する必要があった。PC=BASE工法で速やかに住宅が建築できるようになれば、被災者が再転居せず安心して長く住み続けることができ、また使用年数に応じたコストも下がる。資材の生産・輸送を待たず災害時は速やかに建築できるように、各地域で資材の備蓄を検討してもらいたい」と話す。

幻想の夜、尾道灯りまつり
ぼんぼりに子ども、外国人も魅了

鍛治川孝雄さん(㈲朝日屋代表取締役)
尾道灯りまつり実行委員会 実行委員長
住所:尾道市東土堂町9-19
電話:0848-22-2320(同社)
URL:https://www.onomichi-matsuri.jp/akari-matsuri/(まつり公式)

10月17日夜、第21回尾道灯りまつりが開かれ、14カ寺など計26会場に約2万5000個のぼんぼりが並んだ。因島、瀬戸田を除く市内の全小中学校の児童、生徒をはじめ、保育所や幼稚園の園児も絵付けに参加。約1700人のボランティアがぼんぼりを並べ、風でろうそくが消えないよう見守った。各会場は多くの見物客でにぎわい、外国人観光客の姿も目立った。昨年に続き2回目の実行委員長を務めた鍛治川孝雄さんは「あちこちの会場を見て回ったが、人の多さに驚いた。駅前の交流館前から緑地帯にかけても大勢だった。保護者と来た子どもが自分の描いたぼんぼりを探す姿はとてもかわいらしかった」と話した。「外国の方も幻想的な風景に日本らしさを感じたのでは。昨年は雨で中止の会場もあり残念だったが、今年は天気にも恵まれ、多くの人に楽しんでもらえた」と振り返った。

公式競技開催コースを誇りに
コースメンテナンスなど注力

岩野好伸さん
JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部 支配人
住所:笠岡市鋼管町19-2
電話:(0865)66-4570
URL:https://www.jfe-setonaikai.co.jp

笠岡市鋼管町の人工島に広がるJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部は「~全英への道~ミズノオープン」の開催される名門コースとして知られている。大きな高低差はないが干拓地特有の地盤沈下があり、コースの地形は微妙に変化を続ける。沈下の差異で生じるアンジュレーション(起伏)と、海風の強さはコースの魅力だ。岩野好伸支配人は「地盤沈下があるとコースのメンテナンスは大変です。池でない所にできたくぼ地へ大量の水がたまり排水したり、沈下でグリーンに亀裂が生じグリーン位置を移したりもしました。当クラブはフルキャディー制を採用しており、キャディーの確保と教育も力を入れる必要があります。トーナメント開催にふさわしいコース状態とフルキャディー制の維持に全力を挙げていきます。幸い、来年のミズノオープン開催地も、当クラブに決まりました」と安堵の笑みを浮かべた。

108年受け継ぐ酒への思い
人が集う酒屋を目指す

福田哲也さん
㈲福田商店 代表取締役社長
住所:福山市今津町3-3
電話:(084)934-1236
URL:https://fukudasyouten.ocnk.me/

今年で創業108年を迎える老舗酒屋の㈲福田商店。日本酒では広島県内の蔵元の銘柄に特化した品ぞろえが充実。また、店内には福山大学が開発した日本酒やワインなど、地域にゆかりのある商品も並ぶ。同店で取り扱う日本酒は、運営する通販サイト「広島SAKE倶楽部」からも購入でき、全国から注文を受けている。4代目の福田哲也社長は「1杯からでも店内で気軽にお酒を飲める『角打ち』をいつかまた実現したいと思っています。9月19日には店内で試飲会を開き、松永出身者がラオスで造るラム酒も味わいました。酒を囲んで会話が弾む楽しさを、改めて感じる機会になりました。イベントを通じて新たな酒の魅力を知ってもらい、地域の人々が気軽に寄れる場所にしていけるとうれしい。昔の酒屋のような雰囲気を大切にし、世代や立場を超えて人が交流できる場にしていきたい」と話す。

*この記事の全文は登録会員(有料・紙面購読者は無料)のみに表示されます。
閲覧する為には、登録会員の方はログインを、新規ユーザーの方は下記フォームより、登録の手続きを行ってください。

既存ユーザのログイン
   
新規ユーザー登録
*必須項目
2026-10-29 | Posted in 2026.11.01号 | No Comments »